シニアにおすすめるホエイプロテインはこれだ

シニアを(気持ちは遠い目で)意識する年齢になってきたんだけど、おすすめは?

肌や髪の原料となる必須アミノ酸を豊富に含むホエイプロテインがおすすめです。

先日薬局に行ってプロテイン棚、覗いたんだけど
沢山種類があって迷っちゃいました

確かに
種類が多いのは選択肢が増えていいことだと思いますが、迷っちゃいますよね
実は、ホエイプロテインにも3種類あるので、特徴を意識して購入するのがいいですね

迷っているんだから
ズバッと結論を教えてよ
シニアにおすすめるホエイプロテインはWPIだ
結論からするとWPIのプロテインを私はおすすめします。
詳細や比較は次の項に譲りますが、WPCよりお腹に優しく、吸収率が高いからです。
シニア層はどうしてもタンパク質不足になりがち、その不足を補うという点でも吸収率が高い方がいいですよね。タンパク質不足になると肌や髪が栄養不足になるため、どうしても老化につながりやすくなります。効率的にタンパク質を摂取することで、老化防止を行い健康生活を続けましょう。
吸収率が高いと言う点ではWPHとなります。吸収率が高いため、トレーニング後のアスリートにおすすめしているようです。
ただ、コスト面で高く、実際に飲んでみると口当たりはいいのですが後味に苦味を若干感じました(味付けしていないWPHは苦いらしく、美味しく作る研究をしていると試飲した時のメーカーさんが苦労話をしてくれました。)。コスト面からしてWPIを推します。
最近では、WPIを取り扱うメーカーも増え、味も豊富になってきました。
もちろん、コスト面ではWPCよりかかりますが、吸収率が高いことと味が豊富になってきたことでWPIをおすすめします。最初は少量パックを試すなどがいいでしょう。
ホエイプロテインの種類を徹底比較
ホエイプロテインの種類(WPC・WPI・WPH)を徹底比較します。
1. WPC(ホエイプロテイン・コンセントレート)
■特徴・製造プロセス
- 牛乳からチーズを作る際に生じる乳清(ホエイ)を原料とし、ろ過/濃縮して粉末化したもの。
- 比較的加工が少なく、乳糖・脂肪・ミネラルが多少残っている場合がある。
- たんぱく質含有率は一般におおよそ 70%~80%程度といわれます。
■メリット
- 味が比較的「まろやか」で飲みやすいため、プロテイン未経験の方が取り入れやすい。
- コストが抑えめで、毎日の習慣化を目指すシニア・女性には導入しやすい。
- 乳清に含まれるミネラルや微量成分も多少含まれており、栄養補助としてのメリットあり。
■デメリット・注意点
- 乳糖が残っていることがあり、乳糖不耐症・胃腸が敏感な方にはお腹が張る・ガスが出るといったことが起こる可能性あり。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしやすい人は検討から外してもいいかも。
- 含有たんぱく質率が他タイプに比べやや低いため、「少量で高たんぱくを摂りたい」という目的には最適ではないことも。
- 吸収速度がやや遅めであるという指摘もあります。
■対象となる人
- プロテインを「まずは習慣にしたい」におすすめ
- 味や価格を重視する方
- 乳糖に対して問題がない、または少量から試したい方
2. WPI(ホエイプロテイン・アイソレート)
■特徴・製造プロセス
- WPCの濃縮後、さらにろ過・精製が進んだタイプ。乳糖・脂肪・炭水化物が非常に少ないのが特徴。
- たんぱく質含有率が約90%以上という販売表記が多い。
■メリット
- 乳糖・脂肪が少ないため、胃腸への負担が軽く、乳糖不耐症傾向・胃もたれが気になる方にも比較的安心。
- 吸収が速めで、「運動後」「朝食直後」などのタイミングに適している。
- たんぱく質量を効率よく摂りたいという用途に向いている。
■デメリット・注意点
- 味がやや軽め・風味が控えめになる傾向があり、「濃い味」を好む方には物足りない可能性あり。
- コストが高めであることが多い。
- 吸収が速い分、「いつ飲むか」が効果を左右しやすいため、習慣化やタイミング管理が求められる。
■対象となる人
- 乳製品で胃腸トラブルが出やすい方。
- 朝一番、運動直後など「たんぱく質補給を習慣化したい」方。
- 味・価格よりも「質・効率」を重視できる方。
3. WPH(ホエイプロテイン・ハイドロライズド/加水分解ホエイ)
■特徴・製造プロセス
- ホエイをさらに酵素処理・分解(プレ・ダイジェスト)し、ペプチド/アミノ酸に近い状態に加工したタイプ。
- 吸収速度が最も速いとされており、またアレルギー反応や乳糖の影響を低減した製品もある。
■メリット(シニア・女性視点)
- 消化機能が落ち始めるシニア層にとって、吸収の速さ・消化負担の軽さが魅力。
- 運動後の回復が遅くなりがちな年齢層には、効果を早く実感しやすい可能性あり。
- 胃腸の調子に自信がない方でも、選択肢として検討可。
■デメリット・注意点
- 味が「少し苦みがある」「やや人工的」と感じる方も。
- コストがかなり高めで、日常の「毎日続ける」用途としてはハードルが高い。
- 効果は「速さ・負担軽減」では優れるが、通常のWPC/WPIと比べて筋肉合成そのものに劇的な優位差があるという確かなデータは限られている。
■対象となる人
- コスト面にも余裕がある方。
- 運動後の疲労・回復が気になるシニア。
- 胃腸が非常に敏感で、通常のホエイで不調が出た経験がある方。
まとめ
| タイプ | たんぱく質含有率* | 吸収速度 | 乳糖・脂肪含有 | 味・価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| WPC | 約70-80%(製品により幅あり) | 普通〜速い | 若干含む | 味がまろやか・価格安め | プロテイン初心者・毎日飲みたい方 |
| WPI | 約90%以上 | 速め | ほぼ除去 | 味が軽め・価格やや高め | 胃腸が敏感・効率重視の方 |
| WPH | 定義によるが高純度+分解済み | 最速 | ほぼ除去 | 味・価格とも高め | 回復重視・胃腸弱めの方 |

シニア層には吸収がよく胃への負担が軽いWPIのプロテインがおすすめです。
今回は、シニアにおすすめるホエイプロテインはこれだというお話でした。
